久々のブログ更新。〜ネズミ退治失敗編〜
これはふみまる(2)垢で随時報告していた10日間に渡る激闘エピソードです。
2週間くらい前に中学の頃好きだった子から「○○(本名)って○○駅のパン屋さんで働いてるよね?」と久々にLINEが来ました。
嬉しさ半分、その駅にパン屋があることすら知らねえので疑問半分でそう返したら「似てる人いたからそうだと思ったのに〜!」とのこと。
その後LINE&電話をして久々に会うことになり、日時などを決めるやりとりをしていたら、会う前日にその子がネズミ構だと気付きました。
「先輩も来るんだけどその先輩が投資をやっていて、先輩の話を聞いても偏見が捨て切れなかったりなんちゃらかんちゃら」ってオイこれで騙されるやついるのかよ構文をしっかり送りつけられました。
ターゲットにされたことと友人が悪業に染まっていたことのダブルショックで断ろうと思いましたがこんなに面白い出来事が現実にあるのか?と馬鹿の考えを発揮し、いつでも来てくれる頼れる暇人友達グループにすぐさま相談してクロだと知りつつあえて乗り込む作戦を決行することに。
一緒に来る先輩&友人の2人vs自分1人だと「数で分が悪くない?」というヤンキーの喧嘩でしか使えない理論を持ち出して暇人友達2人が尾行してくれる盛り上がらないわけがない激アツの展開に。
元々投資詐欺の知識は多少あったけど騙しのプロに言い負かされないようにその日はほぼ寝ずにネットで情報を集めて対戦ワードリストを作成しました。
(↑結構役に立った。)
ほぼ唯一と言っていいちゃんとした服を着ていざ決戦の地へ🏃♂️
集合の1時間前に尾行班と合流し東京駅のマックで作戦会議をしました。
【マック作戦会議の内容】
疑問①
本当にパン屋さんで似てる人を見かけたのか。
結論①
100%嘘。そのパン屋さんは絶対におじさん3〜4人でカツカツのシフトで回してるはず。
疑問②
先輩は男か女か。
結論②
100%男。髪の毛テカテカで前髪全上げしてすごいキラキラの笑顔の男で確定。スーツの色は絶対に明るめの紺。まだ会ってもいないのにそこそこ遠くからでもそいつだとわかる自信が湧いてくる。
などの無意味な議論をして待ち合わせの駅へ。
先輩は後から来るとのことで2人でカフェに入り、その2分後に尾行班2人が「あれ、あそこ空いてんじゃね〜?」という世紀の大棒読みの演技で近くの席に座ってきて笑いそうになったところをギリギリで耐えて話が始まりました。
バイトの話や大学の話を少しした後すぐにルーズリーフを取り出して投資の説明を書きながらする授業がスタート。
ネットで調べて一番上に来るようなことを丁寧に説明されてるうちに段々腹が立ってきて質問&ツッコミをしまくっていたらあっちもこいつは騙せないとわかったのか「じゃあ先輩呼ぶ必要ないね」と。
コーヒーが苦手で仕方なく頼んだオレンジジュースがまだ半分以上残ってるのに「もう帰っていいよ」と言われ、泣く泣く一気飲みをし、
「お前絶対に間違ってるからな。」
と徹夜で考えた決め台詞を吐いて店を出ました。
(グラスを片付ける場所がわからず入り口付近を2往復する激ダサムーブを決める。)
(決め台詞のタイミング伺いすぎて「おま」って20回くらい言ってた気がする。)
店を出た後相手が先輩にすぐ電話をかけて「やることはやったんですけど〜」と言っていたのを尾行班に知らされた時はめちゃくちゃゾッとしました。
先輩が来るまで大人しく話を聞いていればその後近くの本社ビルに連れて行ってもらえるワクワクルートに進めたのにと尾行班も悔しそうでした()
20〜30分の間にトイレに3回行ってる時点であっちも作戦会議してるのがバレバレだし、「朝食べたバナナのせいで、、」の謎のバナナ1点張りにも呆れ。
心残りなのは、説得してやめさせられなかったことよりも先輩が来る前にヒートアップしてしまい先輩のスーツが紺色かどうか確かめられなかったことです。
身近に実際にこんなことあるんだなという驚きと同時に人はこんなにも簡単に変わってしまうのかとショックが大きかった10日間でした。
まともなフリをした大人がどんな手口で学生を手駒にして騙しているのかに興味が湧きまくりなので次同じようなことが起こったらしっかり本社まで乗り込もうと思います。
結論:紺色のスーツ着てるやつは全員悪者。
〜おしまい〜